静岡県漁業無線局は、大正10年に我が国最初の漁業用無線電信施設として、清水市(現在の静岡市清水区)の静岡県水産試験場内に、漁業無線局清水電信所として開局しました。大正14年には焼津漁業無線局が日本最初の民営漁業無線局として開局し、続いて昭和5年に御前崎漁業無線局が発足しました。
 昭和43年3月に輝かしい伝統と幾多の功績を持つ3つの漁業無線局が合理化と所属船の漁業活動の助長、漁業者の生命・財産の保全を使命とする漁業無線通信の機能を十二分に発揮させるために組織合併を行い、翌44年4月に現在地に静岡県漁業無線局として開局し、現在に至っています。
    
      
大正9年7月 静岡県水産試験場 指導船富士丸(総トン数158トン)に、我が国で初めて漁業用無線電信設備を装備。
大正10年1月 静岡県水産試験場に我が国最初の漁業用無線電信施設を設置、漁業無線局清水電信所を開局。(清水市日の出町)
大正14年3月 焼津漁業組合 我が国初の民間漁業無線局開局。(焼津市城之腰)
大正14年8月 焼津漁業生産組合所属第3川岸丸(鋼船76トン)に無線電信設置。
昭和5年 御前崎漁業組合 漁業無線局開局。(榛原郡御前崎町西側)
昭和26年1月 焼津無線漁業協同組合 設立 焼津漁業無線局運営。
昭和26年1月 御前崎無線漁業協同組合 設立 御前崎漁業無線局運営。
昭和26年3月 清水無線漁業協同組合設立 
静岡県との二重免許により清水漁業無線局を共同運営。
昭和28年10月 焼津漁業無線局 公衆電気通信業務委託開始。
昭和30年 御前崎漁業無線局移転。(榛原郡御前崎町大山)
昭和31年11月 焼津漁業無線局移転。(焼津市中234)
昭和43年3月 清水・焼津・御前崎3無線漁業協同組合が合併し静岡県無線漁業協同組合を設立。
昭和43年7月 静岡県漁業無線局建設工事着手。
昭和44年3月 静岡県漁業無線局建設工事完成。
昭和44年4月 静岡県漁業無線局 開局。  
静岡県との二重免許により業務開始。(焼津市田尻1991の1)
平成11年4月 開局30周年を迎える。
平成31年4月 開局50周年。
令和3年8月 新局舎建設工事・通信機器更新工事着手。
令和4年2月 新送信所・受信所建設工事完成。
令和5年2月 通信設備・通信ケーブル更新工事が終了し、新局舎での業務開始。